2.5折り財布という新提案 MINI 2 WALLET

    2.5折り財布という新提案 MINI 2 WALLET

    REVEL(レヴェル)は2007年からレザークラフトを始めた職人が、2012年に湘南の小さな工房でスタートさせたレザーブランドです。現在も湘南の辻堂という町で5人の職人で手作業で製品を仕立てています。

     REVELは2014年からコンパクトウォレットの製作を開始し、10年以上改良を繰り返しながら研究してきました。 

    そんなREVELのコンパクトウォレットのフラッグシップモデルが2.5折り財布のMINI 2 というお財布です。

    ※2.5折り財布はREVEL(株式会社CLOWBAR)の登録済商標です。

    お財布は単純にコンパクトにしようとすれば必ず使いにくさが生まれます。弊社は2014年からコンパクトウォレットの開発をする中で様々な不満を集めて研究してきました。挙げるとキリがないくらい様々なご意見がありましたが、主に多かったのは下記の5点でした。

    例1・コンパクトだが中身が入りきらなかった。
    例2・紙幣を折り畳まないと収納できない。
    例3・お財布を開くと紙幣が丸見えで恥ずかしい。
    例4・小銭が取り出しにくい、見えにくい、分量が入らない。
    例5・三つ折りだと分厚くなりすぎる、二つ折りだとサイズが大き過ぎる。

    これらを理由に元のお財布に戻した方も多かったようです。これらの使いにくさをすべて解消しつつ、限界までサイズを縮めることを目指したのが小さくても使いやすい財布MINI 2です。

    例1の「コンパクトだが中身が入りきらなかった。」という点の対応内容からご説明させていただきます。
    ・紙幣は約20枚
    ・カードはメインポケットに7枚
    ・硬貨約20枚
    ・タッチ決済用にコインケースの背面にカードスペース
    ・駐車券などを一時的に挟み込むストッパー

    これらを同時に収納可能です。

    本革ですので、最初は硬さを感じるかもしれませんが馴染むほどに余裕が生まれます。使う方のライフスタイルに馴染んで適応変化してくれるのが本革のみで仕立てている最大のメリットになります。

    例2「紙幣を折り畳まないと収納できない」&例3「お財布を開くと紙幣が丸見えで恥ずかしい」への対応
    この問題は、紙幣の使用頻度によって感じ方が違うのですがよく紙幣をお使いになる方にとっては結構な問題になります。REVELの商品の中には2つ折りで素早く出し入れが可能なお財布もありますが、MINI2はユーザーが慣れ親しんだ普通のお財布のように使える、その上で小さいということを大事にしています。


    MINI2はとてもコンパクトなサイズですが、
    紙幣を折ってから入れる必要もなければ出し入れがしにくくなることもありません。お財布を開けた時に紙幣が丸見えになることもありません。秘密は2.5折りという財布の折り方にあります。

    2.5折り構造の中の 2/3 (2折り) は紙幣の実際の収納領域です。1/3 (0.5折り)折りは紙幣の出し入れがスムーズになるように余白を設定してあります。

    財布を小さく作る時に、ただ小さくしてしまうと紙幣の出し入れがしにくいという製品がよくあります。三つ折りにすれば出し入れはしやすいのですが、財布のパーツの重なりが全体の3割増えること、そして無駄な余白が生まれてしまいます。



    一般的な三つ折り財布の余分なスペースを無くし、革の重なりを減らして全体の厚さを抑えています。手のひらに収まるサイズはこの独自のアイディアによるものです。


     

    例4「小銭が取り出し辛い、見えにくい、分量が入らない。への対応
    こちらも非常によく耳にするご意見です。キャッシュレス対応店舗も増え小銭を使う頻度が大幅に減ったかと思いますが、それでも0にはできないのが現状ですよね。なので小銭が使いやすいこと、そして膨らみすぎないこと、さらには出し入れがしやすいことが求められていました。

    前項目ですでに記載しておりますが、硬貨は約20枚まで収納が可能ですので十二分といえます。小銭入れが折り紙のように仕立てることで縫い目が両端にない筒状の空間を作り出しています。大きく開き、見やすい、そして大量に入る。小銭入れはマチ構造(ジャバラのような構造)が一般的ですがどうしても厚みが増してしまいますのでこの「折革」構造を採用しています。

    最後の例5「三つ折りだと分厚くなりすぎる、二つ折りだとサイズが大き過ぎる。」
    この点はそもそものお話になりますが、コンパクトウォレットとして小さいというポイントはマストになります。
    REVEL MINI2 はもちろん、手のひらに収まるコンパクト設計です。


    当社調べにはなりますが、有名なショッピングモールサイトでいくつかのお財布の寸法データを確認し平均値で比較しました。

    REVELの財布は平均的なサイズと比べて小さいサイズであることがおわかりいただけるかと思います。寸法データは計測方法によって様々なのであくまで参考程度のデータになります。

    「横幅」は弊社の7cmが最小寸法でした。使っていると財布全体が平べったくなるので変化する可能性がありますが、それは各社同じ条件なので問題ないかと思います。

    3種とも同じ寸法だった9.7cmという「縦の寸法」は紙幣を入れる深さなのですが、この寸法に関しては9.5cm以下の財布は勝手にお札が飛び出てきてしまう可能性がある為、弊社を含め余裕を持って設定していると思われます。

    最後に「厚み」は中身を入れた時の数値が大事になります。コンパクトウォレットによくあるのが、中身を入れてみたらまったく違う数値になってしまうことです。
    これは、中に実際にお金が入るための「余白」が計算されていないお財布に起こることです。海外の安いお財布はこの点に問題を抱えていることが多いのでご注意ください。ひどいものだと蓋が閉まらないこともありました。

    MINI2の実測の画像をお見せします。

    使い始めは革のハリが強いので少し指で抑えさせていただいています。
    約2.5cmであることがわかります。ただ、製造ロットによって革の厚みがどうしてもブレてしまうのでお約束は難しいです。革が馴染んでくればどのロットも同じような厚みになります。ご了承ください。

    こちらの画像は以下の分量を収納した状態です。
    ・厚みのあるカードが6枚/薄いカードが1枚
    ・1万円札が16枚
    ・小銭が20枚
    こちらも軽く指で抑えさせていただいておりますが2.7cm程度となっております。
    中身を入れたのに、あまり厚みが変わっていないのは実際にお金を入れる為の「余白」を残して設計されている為です。近年は小さいカバンが流行っていますが、お金がパンパンに入ってしまうとカバンに入らないなんてことも起こり得ますがMINI2はご心配いりません。

    以上が10年の研究から導き出したMINI2というコンパクトウォレットの構造を設計した理由になります。

    その他のポイントをいくつかご紹介します。


    蓋側のボタンは真鍮製の挽物(削り出し)で作っています。背の高さのあるオスボタンは収納量が増えてお財布が膨らんでも蓋が閉めにくくならないように配慮しています。


    コインケース側のバネボタン(メス)も国内工場に依頼して製作したオリジナルボタンを使用しています。

    ロゴデザインは年々シンプルかつ高級感がある物へ変更されています。表面にシンプルなデザインで箔押ししています。

    自社生産による縫製への細やかなこだわりは数えきれません。乱れのない美しい縫製技術を守っています。

    海外の百貨店で販売しているブランドのOEM生産の下積み経験もあり、コバ(端面)の仕上げは自信を持っています。



    鮮やかなカラーの定番モデル。(※画像は2021年モデル)
    染色仕上げの生地の表面に少しだけ顔料成分で化粧することで透明感と色味の美しさを共存させた姫路の牛革素材です。

    MINI 2は半年〜1年程度で細かなマイナーアップデートを行なっておりますが大幅な変更以外は基本的に告知はしておりません。
     
    こちらのREVEL WEB STOREはメーカー直営店ですのでオーダーを頂いてから1点ずつ生産を行なっています。在庫という概念がありませんので常に最新の仕様でお届けをします。ご安心ください。

    また、デザイナーが多くの素材を吟味する中で見つけた魅力的な素材で作る直営店限定のMINI 2なども販売しておりますので併せてご検討ください。

     

    MINI 2のコレクションページはこちら。 

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